行政書士は食えない資格だって、ネットに書き込まれているけど、だったら資格を取っても意味がないのかなー?
行政書士は食えない資格と言われているようですが、実はそんなことはありません。
開業しても仕事がない人には、理由があるんです。
今日は行政書士の仕事の現実について解説します!
仕事がある行政書士と仕事がない行政書士の違いとは
行列できるラーメン屋と、3カ月で潰れてしまうラーメン屋があるように、行政書士にも仕事がある人と仕事がない人がいます。
売っているものは違いますが、本質はどちらも同じこと。
売り方がわかっていないと、何をしても廃業に追い込まれてしまうものです。
ここでは、仕事がある行政書士と仕事がない行政書士の違いを知り、仕事がある行政書士に必要なことを解説します。
行政書士の仕事のメインは書類作成
まず、行政書士の仕事をおさえておきます。
行政書士の仕事のメインは、書類作成になります。
次の記事で、行政書士の3つの仕事について詳しく解説しています。
この書類作成は、本人が役所で担当者に聞きながら作成することもできます。
特に許認可申請や届出書類は、要件を満たしていれば、問題なく通ります。
それほど難しくなく作成できるものは、本人が申請することも多いはずです。
その書類を行政書士に依頼して作成してもらえると、知らない人も多いでしょう。
時々、役所の担当者が、本人申請しようとしている人に「行政書士に依頼してみたらいかがですか?」と、アドバイスする場合もあります。
そこで初めて「行政書士」という名前を知る人もいるでしょう。
行政書士って、一般の人にとって、そこまでメジャーな資格ではないですよね。
私も行政書士試験を受けるまでは、行政書士という名前は聞いたことがありましたが、何をする人なのかは、ほとんど知りませんでした。
行政書士の多くが、試験に合格してから、行政書士が何ができるのか知るのだと思います。
仕事がない行政書士の特徴
行政書士が開業すると、最初にすることは「知ってもらうこと」です。
これは、オープンしたばかりのラーメン屋と同じです。
知ってもらわないことには、誰も仕事を依頼してくれません。
また、ラーメン屋なら、お店の場所がわかれば、ちょっと行ってみようかなと思う人もいますが、行政書士事務所の場合、開業したと聞いても、ちょっと行ってみようかなとはなりません。
偶然、「数日前に身内が亡くなったから、遺産分割協議書を書いてほしい」という人がいるかもしれません。
ただし、その人が「行政書士は遺産分割協議書が作成できる」と知っていなければ、問い合わせて来ないでしょう。
また、「行政書士は遺産分割協議書が作成できる」と知っていても、高ければ依頼したくないと思うかもしれません。
仕事を依頼されるまでには、自分や自分の事務所を知ってもらい、行政書士の仕事を知ってもらい、問い合わせをもらうというハードルがあります。
仕事がない行政書士とは、そのハードルに気づいていない人です。
行政書士で開業したからと言って、すぐに仕事は入りません。
仕事を依頼されるには、知ってもらうための営業集客活動を大量にする必要があります。
仕事がない行政書士は、この行動をしていないだけです。
または、間違った行動を続けている人です。
仕事がある行政書士になるためには
行政書士として仕事を手にするためには、営業集客が必要です。
まずは知ってもらう活動です。
今はネットを活用することで、多くの人に知ってもらうことができます。
私が実際に使っていて、おすすめな活動は、次の通りです。
- ホームページ
WordPressで作成し、記事を更新する - SNS
Twitter、Facebook、YouTubeなどで発信を続ける
また、ネット以外では、講座開催もおすすめです。
行政書士は、開業すると「先生」と呼ばれることも多く、国家資格を持つ専門家と見られます。
講座開催をすることで、自然と参加者に話を聞いてもらえます。
人は、信用できない人の話は聞かないものです。
資格の特性を生かし、講座やセミナー開催して「知ってもらう」のはおすすめです。
私自身も、遺言書講座や、起業開業に関するセミナーを開業当初から開催しています。
ホームページやブログ、SNSを活用して集客し、ご高齢者向けには新聞折込み広告を使っています。
自分自身や自分の仕事を知ってもらうこと。
この活動を半年くらい毎日続けていると、少しずつ仕事につながり、軌道に乗るものです。
やめてしまう人の多くは、3カ月や半年で諦めてしまいます。
最初は結果が出るまで時間がかかりますので、継続できることを続けて行くことがおすすめです。
仕事の取り方については、次の記事で解説しています。