開業後の動き方

行政書士は女性の方が活躍する理由【女性にはチャンスがいっぱい】

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かみやま

日本は女性が活躍しにくい国です。
士業業界でも、まだまだ女性は少数派です。
その分、目立てるというメリットもあり、女性は活躍しやすいはずです!
ここでは、女性目線で女性行政書士について解説します!

たった15%しかいない女性行政書士のメリット

令和4年1月末時点の行政書士は、50,499名です。
5万人を超えたことで、話題にもなりました。
この内、女性は7,616名。
たったの15%です。

開業しても、家事や子育てとの両立で、悩む女性も少なくありません。
その分、仕事に集中できる女性は、活躍している印象です。

女性行政書士として、女性のメリットはたくさんあると感じています。
個人の意見ではありますが、現場の声としてお届けします。

日本の女性の社会進出は156カ国中120位

日本は、そもそも女性が活躍しづらい国です。
女性の社会進出の指標となるGGI(ジェンダーギャップ指数)は、日本は156カ国中120位という低さです。
もはや、先進国とは言えない数字です。

日本で女性が活躍できない理由は、歴史的背景が大きいと言えるでしょう。
男尊女卑という言葉がありますが、その言葉通りの時代が最近まで続いています。
渦中にいると、それが普通のことのように感じますが、世界的には普通ではありません。

世界的に低い女性の社会進出は、今後改善されるかもしれません。
世の中の流れから見ても、少しずつ男女平等になっていくはずです。

そんな中で、学歴に関係なく、いくつからでも取得できる行政書士の資格は、活躍したい女性の味方となるかもしれません。
今後女性行政書士が増えれば、業界も良い方向に変化するのではないでしょうか。

女性行政書士はたったの15%

現時点で、女性行政書士の割合は、たったの15%です。
行政書士試験の受験者の割合は、もう少し高く、女性の受験者数は30.8%、合格者は27.1%です。
合格しても、開業のハードルが高いのが、女性の特徴と言えるでしょう。

私は毎年たくさんの行政書士試験合格者のお話を聞いていますが、女性の場合、家事や育児との両立が難しいという声をたくさん聞きます。
また、試験勉強を応援してくれた夫が、開業となると反対するケースもよく耳にします。

開業まで応援してくれた夫の場合も、実際、営業で外に出始めると、とたんに機嫌が悪くなる話も聞きます。
特に、夜の懇親会や打ち合わせなど、お酒の席に出るのを嫌がる夫が多いようです。

お子さんが小さい場合、土日は外出しづらいという話もよく聞きます。
夫が土日休みの場合も、土日休みだからこそ、外出しづらいという意見もあります。

毎年、こういった話を聞くたびに、日本女性の社会進出は、本当に厳しいなと感じます。
男尊女卑とは言わないものの、決して男女平等とは言えない状況ですね。

とは言え、だからこそ「女性」というだけで差別化できるのも本当です。
これをメリットとして、思い切って開業する女性には、明るい未来が待っていると断言します!
(ただし、家族の協力は必要です!)

希少価値を活かして女性行政書士が活躍

少ないというのは、それだけで価値があるはずです。
女性では頼りないと考えるお客様も、もちろんいると思います。
逆に、女性の方が相談しやすいと考えるお客様も、意外と多いです。

私が取り扱っている業務の1つに、遺言書の作成があります。
お客様は70代から90代のご高齢者です。

皆さま、口をそろえておっしゃるのが、
「女性の方が話しやすいから依頼しました」
ということです。

私の場合、遺言書講座を開催し、参加者からのご依頼がほとんどです。
まずは、遺言書講座で話す人が女性ということで、参加しやすいと感じるようです。
そこで話しを聞き、個別相談も受けてみたいとなり、ご依頼につながっています。

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かみやま

特に女性のお客様の場合、女性の方が話しやすいし、依頼しやすいと感じるようです。
遺言書以外にも、離婚協議書や遺産分割協議書も、女性のお客様から依頼が多い分野だと思います。
女性が少なく、それだけで差別かになるのは、女性行政書士のメリットだと思います!

行政書士業界は、61歳以上が55.5%という実態調査もあります。
若い女性行政書士なら、さらに大きな差別化になりそうです。

もっともっと若い人や女性が増えて、業界の印象が明るく華やかに変わるといいですね!

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