「ひとり」というタイトルに惹かれて購入した「ひとりEC」は、ひとり事務所に活かせる思考盛りだくさんでした！
あらためて、やっぱりひとりが良いなーと感じた一冊です。
ひとりでもできること、ひとりだからこそできることは、まだまだたくさんありそうです！
ひとり事務所が組織に勝つ方法を具体的におしえてくれる一冊
ECとは、ネットでモノやサービスを売買することです。
ネット通販と言うと、わかりやすいかもしれません。
Amazonや楽天と聞けば、誰でも一度は利用したことがあるでしょう。
わざわざお店に行かなくても、家で簡単にショッピングができるので便利ですよね。
このECを「ひとり」で成功しているのが、著者の三浦卓也さんです。
多くの人がAmazonや楽天で買う中で、ネット上に個人商店ミウラタクヤ商店を持ち、３年連続で年商１億円を達成とは、本当にスゴイと思います。
タイトルの「ひとり」に惹かれ、即Kindleで購入。
電車移動中に読んでしまいました。
内容の実践はあとでじっくり読み返すとして、とにかく読みやすく、あっという間に全体を把握できます。
ひとり行政書士として、ひとり事務所にこだわる私が考えていることと重なる部分もあり、自信にもつながりました。
（何だかおこがましいですが、、、）
ひとり事務所で軌道に乗せるヒントになると思い、共感多めにレビューしていきます。
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企業にできない発信とコミュニケーション
ECサイトというと、Amazonや楽天を思い浮かべます。
最近ではスマホアプリで検索することも増え、Amazon一択の人も少なくないはずです。
私がまさにその１人です。
その中で「個人商店」を持ち、安定して売り上げているのが、この本の著者の三浦さんです。
三浦さんは、お客様とLINEでやり取りをすることで、問い合わせ対応をしているそうです。
即レスすることで、お客様の満足度が上がると言います。
これは、企業ではなかなかできないことです。
また、LINEを含め、すべてをスマホで行うと決めているそうです。
顧客対応だけでなく、発信や広告の入稿などの作業もです。
スマホの中で完結させると決め、スマホを武器としていると言います。
これはまさに、企業では考えられないことでしょう。
購買がスマホで行われている今、売る側もスマホで作業というこだわりは、時代に合っているのかもしれません。
お客様が見ているスマホの世界を販売側も常に見るというのは、UIを考える上でも重要です。
行政書士の場合は、そこまで有名な法人もありませんし、個人事務所が小さく見られることもあまりありません。
特に個人のお客様の場合、それほど規模にはこだわらない印象です。
ECと比べると、競争の少ない業界なのでしょうね。
だからと言ってのんびり構えず、お客様に届きやすい発信を考えることが必要です！
「ひとり」が強みになる
実は先日、著者の三浦さんご本人のスペース（Twitter上で音声配信するサービス）を聴くことができました！
本を読んだばかりだったこともあり、生の声を聴けるだけでワクワクしました。
スペースもまた、SNSを使った宣伝広告の１つになります。
発信やSNSでつながる大切さをあらためて感じました。
スペースの中で、三浦さんは言っていました。
売上を増やしたい人たちには、次ように伝えていると。
「メルマガやりましょう！Facebook広告やりましょう！LINEの登録増やしましょう！」
これって、私がいつも言ってることだ！と、嬉しくなりました。
つまり、いきなり買ってもらうなんて無理なんです。
ホームページ、ブログ、SNS、メルマガ、LINEと、色々発信して、やっと仕事につながります。
行政書士もECも、同じなんですね！
そして、そう伝えても始めない人が多いのは、どの業界も同じなんだなー。
三浦さんは「すべてのノウハウを公開している」と話していて、これにも共感しました。
「みんなが商売できるようになれば、良い世の中になると思う」という言葉もあり、私の「個人で稼ぐ力をつけることで、みんなが幸せになる」という考えと同じだなと感じました。
私も引き続き、ノウハウの発信を続けて行きます！
即レスも、日々の発信も、個人だからこそできることです。
企業や組織だと、意思決定に時間がかかります。
「ひとり」だからこそできることは、「ひとり」の強みになります。
努力なくしてモノは売れない
ノウハウが書かれた本や発信には、再現性がないと批判する人もいます。
だけど多くの場合、何もせずに批判しているのではないでしょうか。
ECも、リアル店舗も、士業も、本質は同じです。
何もせずに売上を作るなんて、絶対に無理です。
では何をしたらいいのか。
その１つが、ホームページであり、ブログであり、SNSであり、メルマガであり、LINEであり、大きくまとめて発信です。
発信することで、ようやく知ってもらうことができます。
知ってもらうことで、やっと買ってもらえるのです。
本書では、単なる発信ではなく、お客様とのコミュニケーションとしてのSNSをすすめています。
これは、士業にもそのまま通用する話でしょう。
また、本書後半部分のコンテンツ作成やライティングに関する記述もホームページやブログにそのまま生かせそうです。
売上や集客、広告の話も具体的に書かれているので、そのまま生かせるはずです。
まだまだできることはたくさんある!!と、気づかせてくれる内容になっています。
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士業とECでは、まったく違うものに思えるかもしれません。
ところが、「売上を作る」という点は同じです。
売上の作り方は、士業もECも本質は同じ!!
ひとりの場合は、お客様とのコミュニケーションを密にとることで売上につながりそうですね。
具体的な方法については、ぜひ本書を手に取ってみてください！